社史
受け継がれる挑戦の歴史
120年に及ぶ宇津木計器の歩みは、震災や戦争からの復興、世界的な海運不況など数々の困難に立ち向かい乗り越えてきた挑戦の歴史です。
これから先も時代の荒波にさらされながらも、更なる革新へ力強く挑戦し続けていきます。
1905
創業
明治38年
創始者 宇津木住三、東京京橋において機械式舶用時計の修理業を開始
明治後期〜大正初期
近代化が進む日本の中でも飛躍的な発展を遂げていた海運業に着目し、クロノメーターなど船舶計器類の修理業を中心に事業を拡大
1923
関東大震災
大正12年
9月1日に発生した関東大震災により、東京京橋の住居、工場ともに被災
大正13年
横浜本牧に住居および工場を完成させ事業再開
1933
創業者からの技術継承
昭和8年
住三の長男洋一が横浜市立工業専修学校高等部へ入学(夜学)
夜学に通いながら、昼間は父から技術習得に努める
1937
2代目へ事業継承
昭和12年
住三の死去(食道癌)により、2代目宇津木洋一が事業継承
1938
徴兵
昭和13年
徴兵により北海道旭川、第七師団歩兵第二十六聯隊第八中隊に入隊(洋一20歳)
1945
終戦
昭和20年
太平洋戦争終戦を出征地の中国洞庭湖畔で迎え収容される
昭和21年
日本へ帰国、復員除隊。横浜へ戻り事業再建の準備を進める
1947
事業再開
昭和22年
横浜高島町において舶用計器修理業を再開
1948
会社設立
昭和23年
有限会社宇津木航海計器製作所を総勢5名で設立
宇津木洋一が代表取締役就任
1955
創業50周年
昭和30年
大阪連絡所(のちの大阪支店)設置
1958
機械式から電気製品への事業転換を進める
昭和33年
横浜弁天通りに本社移転
有限会社宇津木計器製作所へ商号変更
昭和44年
本社工場の生産稼働開始
1973
株式会社に組織変更
昭和48年
組織変更に伴い株式会社宇津木計器とする
自動制御装置(バラストコントロールシステム)の開発・販売
1974
オイルショックと造船不況
昭和49年
前年の第四次中東戦争に端を発する第一次オイルショックが到来
昭和52年
北九州出張所を開設
昭和53年
前年のイラン革命の影響により第二次オイルショックが到来
昭和54年
北九州出張所を閉鎖
昭和50年代後半
世界的な船舶過剰や長引く海運不況の影響により、先進国造船業が深刻な状況に陥る
1989
バブル景気とバブル崩壊
平成元年
戸塚に新社屋を建設し本社移転
1991
3代目へ事業継承
平成3年
3代目宇津木洋三が代表取締役就任
平成4年
舶用業界初のタッチパネル式バラスト制御装置を開発・販売
2004
海外事業の拡大
平成16年
上海事務所設置
2005
創業100周年
平成17年
宇津木洋三が海事関係功労者大臣表彰受賞
宇津木洋三が関東舶用工業会会長就任
2009
4代目へ事業継承
平成21年
4代目宇津木智が代表取締役就任
宇津木洋三が黄綬褒章受章
平成27年
宇津木洋三が旭日双光章受章
平成28年
IMO MSC.363(92)準拠 電子傾斜計、およびISO 19697準拠 電子傾斜計の開発・販売
2024
更なる革新へ挑戦はつづく